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第260回 五月を歩く~2014

5月12日、ブラジルで6月12日に開幕するFIFAワールドカップに出場する日本代表が発表された。早速ブログでもこれに関した話題をと思ったが、訳知り顔をしてはいるがサッカー界に身を置いてまだ7年、選出メンバーのあれこれに言及する知識は持ち合わせない。そうしているうちに翌13日厳しいメールが届いた。『"代表"も決まったのにブログが更新されないのは、体調でも崩されたのですか』と。いや~恥ずかしい、でも理由は前述の通り。もう一つ神奈川に住む先輩からのメール、『259回目の「スポーツ界で相次ぐ人種差別」を読んだが、5月10日の朝日新聞のスポーツ爛の「差別の芽をつむW杯に」とは論点、視点が殆ど同じだが、君のブログは新聞からの転用もあるのか。』私はこの先輩の言葉に小躍りした。理由は259回のアップは新聞の前日の5月9日。大新聞に先んじた訳で、早速、朝日に目を通すと成程述べた主旨が似通っていた。これって結構嬉しいものですよと先輩に返信した。

GWはあちこちと近場をさ迷った、例年のこの時期のタイトル「五月を歩く」~2014を綴りたい。これまた同じ導入になるがもちろん井上陽水のヒットナンバー「五月の別れ」を捩(もじる)ったもの。4月26日から始まった今年のGWの日々、某月某日として表したい。

某月某日~AM10:00に母校の同窓会館での打ち合わせの約束。8:30分にアップシューズにリュック姿で自宅を出て歩き始め、立田山の頂上に辿りつき、新緑の木立の中を下り熊本大の裏通りを経て、母校の横を抜けて多士会館に着く。用事を済ませて昼近く、「にんにく入りの強烈ギョウザ」を食べたくなり、若い人たちに店を尋ねるが誰も思い浮かばない。子飼の商店街のK君に聞けばと訪ねたが、彼も思い浮かばない『鮨もおいしいですよ』と勧められ、商店街入り口の店で、「さば鮨」を注文すると、これが当たりでまさに旬の味を楽しめた。(鮨を食べながら、にんにくを特に食べたい日があるのは私だけなのかと自問自答)。

某月某日~熊本市総合屋内プール・アクアドームでの「第13回くまもと障がい者スポーツ大会」の水泳競技に出席。競技会に先立ち"障がい者シンクロナイズドスイミングの公開演技が行われた。競泳等と違ってグループのメンバーが静かに浮いてサークルを造るのはチームワークが重要で難しい演技と思われるが見事にこなし、大きな拍手を受けていた。この施設を管理する熊本市社会教育事業団の理事を務めているので、屋内施設や外周の運動公園辺りを見て廻るが、抜けるような五月晴れの下で多くの人々が、体を動かし汗を流していて、健康的な市民生活の楽しさを肌で感じた。その後、かねてより一度行ってみたいと思っていた独鈷山(どっこ)霊園に登った。熊本駅裏に近く、田崎市場も近い民間の霊園だが、大きな石が随所にあり、説明では熊本城築城の際に石垣の石を切り出したとある。そういえば金峰山の東の裾野の石神山も近くで、ここら辺りからの石が活用されたのかと思う。

某月某日~111回を数える佐賀・有田の陶器市。これには日帰りだが毎年出かけている。JR有田駅から上有田駅近くまでの通りに約150店ほどの店が連なり大勢の人がリュックと手袋(軍手)の定番のスタイルで訪れる。今年は初めて裏通りのトンバイ塀通りを歩いた。トンバイ塀とは解体した登り窯のレンガを利用して造られた塀で独特の雰囲気を醸した通り。もちろん、評判の老舗深川青磁や香蘭社は欠かせないが、小さな店の店頭にも意外な掘り出し物もあり目が離せない。ただ、陶器の原料となる陶石が枯渇、今では天草産が多く使われているらしい。五区楽通りに例年見事に茂る「なにわイバラ・浪速茨」の店があり、今年も満開だった。我が家は約10日前が満開。気候的には海に近い有田の方が温かいように感じるがそうでもないようだ。

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(トンバイ塀通りの筆者)

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(なにわイバラ)

この期間にロアッソのホームゲーム。対V・ファーレン長崎とファジアーノ岡山の2ゲームが行われた。いずれも引き分けで勝ち点2。長崎戦はJリーグ初観戦の二人に解説役。サッカーは始まりの5分と終了前の5分が危険な時間帯(dangerous time)と説明。1点リードで3分のアディショナル・タイム(従来のロスタイム)に入った瞬間に相手に同点のゴールを許した。それにしても今季のロアッソは小野剛監督の見事な采配に特に若手が伸び伸びと戦っており大いに期待できる。

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