熊本県サッカー協会【KFA】 about
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第280回 痛い~!

痛い~1 フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト、羽生結弦選手が11月8日上海での中国杯フリー演技の直前練習で中国選手と激突したあの映像。多くの人がテレビに釘付けになり事の顛末に息を飲んだ。緊急に帰国して受けた精密検査の結果は"頭部と下顎の挫傷、腹部と左大腿部の挫傷、右足関節捻挫で全治2~3週間"と発表された。激突の瞬間はお互いかなりのスピードだったが、羽生選手は顎を強打して出血、しばらく動けず立ちあがった後もふらつき脳震盪も懸念された。その後出場した競技ではジャンプの着氷で5回転倒。感動的ではあったが痛々しかったのは事実、報道では日本選手団はドクター帯同でなかった由、これほど脚光を浴びている競技なのに信じられない。パンチを繰り出して殴り合うボクシングでも、お互いの頭がぶつかりあうバッティングの場合、すぐにドクターの診察を受け、ドクターストップで競技が中止される場合が多い。選手の保護つまりプレイヤーズファーストが常識の今日だが。

羽生選手は28日から大阪で開催されたNHK杯に出場した。あの事故での緊急帰国から3週間もたっていない。背景には主催のNHK、又大会スポンサーに気遣って出場に踏み切ったようだがジャンプも回転不足だし転倒もした。怪我をしたら専門医の診察そして治療を受けて完治することが肝心。周辺のスタッフにイソップの童話にある"鶏が大切か卵が大切か~目先の利か、長期の利か"の判断が必要だろう。今季引退を発表した高橋大輔選手が羽生選手の怪我に関して『集中すると周りが見えなくなる、僕もそういうことがあった。一番大事なのは次の五輪、今はゆっくりと体を休めて』のアドバイスはまさに至言。NHK杯終了後、羽生選手は『体に痛みはない。奇跡を起こしてくれたのはスタッフや周りの応援。出て良かった』とコメントしているが、これは反面、今回の出場に対する周辺の疑問の声の多さを物語る。11月27日号の週刊文春の関連記事でフィギュア界の"皇帝"と称されるロシアのプルシェンコが『健康を損ねるリスクを冒す必要はない』の言葉の重さを、日本スケート連盟は感じるべきだろう。

痛い~2 日本バスケット協会が国際連盟(FIBA)から加盟資格を停止された問題。2006年に日本で"バスケット世界選手権大会"が開催された。2009年にFIBAから日本国内の二つのプロリーグ共存の統一化の指導を受けた。国内では企業の支援を受けるNBL(ナショナルリーグ)と、プロとして地域名を冠するTKbjリーグが存在。解決を見いだせない日本に対しその後も再三の要請があった結果、日本協会は国内統括団体の機能を果たしていないとして、あらゆる国際活動に参加する権利をはく奪された。2016年リオデジャネイロ五輪のアジア予選をはじめ日本男女全ての年代の代表チームが対外試合を禁じられる異常事態となった。この場合も大人のエゴが全国で明日を夢見て頑張る若い人たちへの想いに至っていないと思う。2014年2月2日の私のこのブログ~250回。NBLの熊本ヴォルターズ対アルバルク東京戦を観に益城町総合体育館に出かけた。会場で前田築先生(熊本工業・熊本国府を指導された名伯楽)にお会いした。可能な限り観戦しているとのお話。ただ、私が会場で感じたのは県協会の方々の顔が見えない。チーム発足時のネゴシエーション不足に起因しているようだが、何はともあれ若い人たちの熱意が伝わる会場。ここは多くの県協会の先輩方にご理解とご協力を願いたいと思ったし、今回の日本協会の問題の縮図を熊本で直視した思いだった。

痛い~3 プロ野球、パ・リーグの今季(16勝5敗)最優秀選手(MVP)オリックスの金子千尋投手が29日、右ひじの遊離軟骨の除去手術を行った。手術は成功、全治3ヵ月、来春のオープン戦、シーズンには間に合うそうだ。2006年のデビュー以来9年間で90勝の右腕。今季オフにはメジャーリーグへの移籍等が話題になったが、ようやく来季もオリックスでのプレーを決心したようだ。10月中旬にはクライマックスシリーズも終わっており、すぐに手術をしておれば45日ほど早く始動できた。移籍交渉の真っただ中で商品価値の右腕にメスを入れる状況を回避した形だが、11月14日、出場した日米野球の登板では彼本来の投球は出来なかった。来季活躍すれば評価はさらに上がるのは間違いなく、手術の決断がやや遅きに失した感もあるが、あせらず治療をして来季を期待したいものだ。蛇足ながら、なんでも欲しがる巨人への移籍がなかったのは良かったと思う。

痛い~4 日本代表アギーレ監督、2011年5月スペイン1部リーグ、同監督が率いるサラゴサ対レバンテ戦での八百長疑惑が浮上した。スペインのマルカ紙によると、アギーレ監督は今後、裁判所から出頭要請の可能性もあるとか。疑惑が解消されることを祈るのみ。もし疑惑が事実だとすれば、痛いのは本人は勿論だが日本サッカー協会も同様に痛い!

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