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【報告】ユース審判活動報告

令和4129日(土)に令和3年度県下高校サッカー大会の3位決定戦が行われました。昨年度は新型コロナウイルス感染の影響で3位決定戦がなくなり、ユース審判のみで編成した審判団での活動が出来ませんでしたが、今年度はどうにか試合を行うことができました。

 年間通して、ユース審判のアカデミー活動が行われておりますが、コロナ禍の中で試合そのものが減ったり、活動する場所が失われてしまうといった中で貴重な体験になったと思います。

 試合は延長、そしてPK戦とフルコースとなり、経験としてはとても良いものになったのではないかと思います。それぞれが発展途上中であり、今後の活躍がさらに期待できるかと思われます。

 高校部会(2種委員会)としても、選手の育成はもちろんですが、指導者の審判上級資格(3級)の取得も昨年度に引き続き今年も今大会で実施しました。また、未来の上級審判として若手となるユース審判の育成にも協力していけたらと思います。

 今回は、この試合をジャッジした4名のユース審判員とアセッサーして頂いた審判委員会の村上委員長よりコメントを頂きましたので、掲載させて頂きます。(2種審判担当 田中)

主審 北本 大翔さん(鹿本高校3年)

 昨年度、一昨年度と県下高校サッカー大会の3位決定戦、決勝戦でのアシスタントレフェリーを担当させて頂きましたが、今年度はコロナ禍で開催されるか不安な中、トレーニングを積んできました。

高校に入学した時から、同大会の3位決定戦での主審を務めることを一つの目標としてきたので、主審を担当させて頂き、とても楽しく試合を行うことができました。しかし、これがゴールではありません。この試合で、様々な課題も出てきました。これからも課題と向き合い、より良い試合のサポートをする事ができるように頑張っていきます。

 また、コロナ禍の中、様々な配慮をして頂いた試合に携わる全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、これからの審判活動に活かしていこうと思います。

本当にありがとうございました。

副審1 伊地知 一之進さん(第一高校2年)

 今日、この熊本県下高校サッカー大会の3位決定戦のアシスタントレフリーを務めることができて、嬉しく思います。私は、初めてこのような大きな大会の審判を務めました。フィールドチェックやマッチコーディネーションミーティングなど、自分が全く経験したことのない事を体験することができ、とても良い経験になりました。また、試合前に審判団のメンバーで、お互いに気を付けるところや、合図などを決める時、「こういうところまで取り決めする必要があるのか」と驚くことが沢山あったことは、今後の自分の審判活動に大きな刺激や影響を与えるものになりました。

 今後も、主審、副審、第4審を行うことがあると思います。これからは、この経験をもとに、選手が気持ち良くプレーできるよう、審判団をしっかり引っ張って行ける立場になっていきたいと思います。

 今までご指導して頂いた、レフェリーアカデミーをはじめとする先生方、本当にありがとうございました。

副審2 山田 紳汰郎さん(熊本農業高校3年)

 このような大きな大会で審判をさせてもらうのは初めてで凄く緊張しました。また、コロナ禍で無観客ではありましたが、スタッフやサブのメンバーはマスク着用でボールパーソンはマスクと手袋を着用して徹底した感染対策をして試合ができ、そこに立てたことに感謝をしたいと思います。そして、大会運営の方々や主審の北本君、副審1の伊地知君、第4審の古賀君と協力して80分と延長、PKまでしっかりできたのがよかったです。

 今回、副審をして感じたことは、自信を持ってやることの大切さを改めて実感しました。前半の30分に学府がリードを奪って試合が進んでいき、後半の引水後は両チームヒートアップして、ピッチやベンチから声が凄く飛んで来る中で自信を持って判定すると、それに対しては選手もあまり言わないことがわかりました。これからは普段審判をしていただいてる方にリスペクトの気持ちを持って試合をすれば、選手もスタッフも審判もみんなが気持ち良く試合を行うことができると改めて実感することができました。ありがとうございました。

第4の審判 古賀 郁海さん(東稜高校2年)

 今回、トーナメント戦となる公式大会で初めて審判員をする機会をいただけて貴重な経験をすることができました。

 まず、試合前にラインやゴールなどをチェックする時、ラインの間の長さやペナルティエリアとゴールエリアの角とゴールポストの位置があっているかの確認はゴールの後ろから見ると早い事を知り、早速、リーグ戦の審判を務める際に実践しました。

 また、ミーティングの時には、主審と副審がどちらが何処を見るかなどを細かい所まで決めて確認しあった方がいい事を学びました。

 第4審をしている時には、試合の中で警告が出た時に何番が警告されたのかを見ることができていなかったので、次に第4審をする時があったら気を付けたいと思います。

 試合後の反省会では、審判をされていた北本さんや、副審をしていた伊地知さん、山田さん、そして自分に対してのアドバイスや良かった所を聞けたので、自分が審判や副審、第4審をする時に活かしたいと思います。ありがとうございました。

アセッサー 審判委員長 村上 孝治氏 

 今年も2種委員会の先生方のご協力をいただき、県下高校サッカー大会の3位決定戦をユース審判員4名で担当できたことに深く感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症の影響によりサッカー活動そのものが制限されている状況の中で、昨年の6月からレフリーアカデミーとしてユース審判員の研修会を重ねてまいりました。コロナの影響がなければ、もっと実技研修会が開催されたり、JFA主催の研修会等へも参加させることができたのにと、悔しい気持ちでいっぱいですが、このような状況下で今できることをユース審判員の皆さんはしっかりと吸収してくれました。

 一年間のまとめとして、3位決定戦を担当してくれた4名の皆さんも試合前は非常に緊張していたところですが、いざ試合開始の笛がえがお健康スタジアムに響くと、堂々と自信を持って審判チームとして試合を運営していました。彼らの真摯に取り組む姿勢により、選手、ベンチの監督、スタッフなども試合に集中し、皆で素晴らしい試合が作り上げられたと思います。

 ユース審判員の個々の判定や審判技術には、まだまだ課題が残るところですが、一つの経験として大きな財産と自信になったはずです。今後は、県内もでユース審判員が高校のリーグ戦や大会を審判できる環境にしていきたいと思います。

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