【表敬訪問】熊本県サッカー協会と嘉島町が知事を表敬訪問
フットボールセンターの事業説明と今後の支援要請
9月27日、(一社)熊本県サッカー協会と嘉島町が、蒲島郁夫熊本県知事を表敬訪問しました。これは、2022年夏(8月予定)の開設を目指し、県サッカー協会と嘉島町が連携して準備を進めている「熊本県フットボールセンター(仮称)」の事業内容の説明と、施設の活用法などについての意見交換を行うためのものです。
当日は、熊本県サッカー協会を代表して前川隆道会長、今田周作専務理事、嘉島町からは荒木泰臣同町長、施設の運営会社である(株)熊本フットボールセンターの松下涼太代表取締役に加え、(公財)日本サッカー協会の田嶋幸三会長も急遽来熊し、県庁5階の知事応接室を訪問。
冒頭、前川会長が「今回のフットボールセンター建設は、県協会の掲げる『熊本を全国有数のサッカー王国に』という目標に向けた拠点となるもの。それだけにとどまらず、官民連携による『スポーツを通じたまちづくり』実現の核になる施設でもあります」と挨拶。続いて田嶋会長が「センター建設に理解を示し、協力いただいている嘉島町に感謝申し上げます。W杯日本大会以降、全国各地に多くのフットボールセンターが建設されていますが、今回のような複合的な施設は全国的にも例がないので、日本協会としても事業継続に向けて協力したい」と述べました。また、荒木町長は「(センター建設が)慢性的に不足していた町内のスポーツ施設の充実だけでなく、地域のスポーツ振興や青少年育成、ひいては町の活性化にもつながると期待しています。サッカー協会との官民連携で事業を成功させたい」と意気込みを語りました。
これを受け、蒲島知事は「(センター建設による)練習環境の充実は、県が進めるサッカーキャンプの誘致にとってはもちろん、サッカーを楽しむ県民にとって大変喜ばしいことです。センターの開設がサッカーのさらなる振興につながるのはもちろん、ここから育った子どもたちが日本を代表する選手に成長してくれるだけでなく、保育園やカフェなどによって地域の賑わいが創出されることも期待しています。県としても、この先進的な事業の広報活動や施設の利活用などの取り組みをしっかりと支援していきます」と答えました。
続いて、松下代表が施設の概要や今後の運営スキームなどについて県側に説明。その後の歓談では、蒲島知事から県協会に対して県内のサッカー競技人口の現状や施設内に併設される保育施設の詳細について質問が上がるなど、和やかな雰囲気のうちに表敬を終えました。
<表敬に対し、県側は蒲島知事のほか、田嶋徹副知事、寺野愼吾観光戦略部長、府高 隆観光戦略部政策審議監、脇 俊也観光企画課長らが出席>
またこの日は、新聞各社、在熊テレビ各局など多数のメディアも取材に詰めかけ、センター開設に対する注目度の高さを伺わせました。加えて、表敬訪問終了後の囲み取材でも、田嶋会長、松下代表に対して各社から次々と質問が寄せられました。熊本県サッカー協会では、今後も嘉島町と連携し、熊本県フットボールセンター(仮称)の運営を通じて、地域のスポーツ文化醸成や活性化・交流促進に貢献していきたいと考えています。
<サッカー日本代表ユニフォームを着て登場したくまモンとグータッチをする日本サッカー協会の田嶋会長>
<マスコミ各社の囲み取材に応じる田嶋会長>